[脳腫瘍]11.術後3日間(+体のこと)

2018年8月30日~9月1日

個人的に、術後3日間がこの入院の中で一番辛かったです…。
まず、頭の傷口がとにかく痛い。寝返りするにも頭を動かすのがひと苦労。
手術翌日は、家族の面会も痛くて鎮痛剤が効くまでしばらく待っていてもらったくらいでした。
そして、この3日間はICUにいたのですが、当たり前ですがICUって症状が重い人や急性期の患者さんが入院している部屋なので、夜も常に物音だったり、叫び声だったり、ナースコールだったりが響いているんですよね。。。だから、寝たいのに寝れない…。体は一番休息を求めてるタイミングなのに眠れなくて日に日に辛くなる体と心…。

更に、脳の手術をした後って、すごく頭が重ーくなるんです。(健康な状態だと経験しないような重さ)
横になっている時は良いのですが、お手洗いとか食事とかで上体を上げているのがほんとしんどくて…。
何日目が忘れましたが、夜中看護師さんにお手洗いに連れて行ってもらったときは、あまりにしんどくて「しんどいです…」と言って泣きました…。(入院中人前で泣いたのはこの時だけかも…。)

でも、ICUの看護師さんは本当に良くしてくれて、とても心強かったし助けられました。ありがとうございました!

術後の体について

手術前に主治医から言われていた(脅されていた?)、術後の諸々について。

手術後、縦切りにされた感覚とともに、もう一つはっきりと覚えている感覚があります。
左手指に脈と血中酸素濃度を測る機械がつけられていたんですが、私これがなんかジンジンして動いてる感じがして自力で外したんです。でも、何度外しても看護師さんに再度つけられて(笑)
何度つけられてもジンジンする…。「あー、左に後遺症残っちゃったのかー」と、この時思いました。
幸い、動かなくなったり明らかな麻痺としての後遺症は残りませんでしたが、軽い痺れと重だるさという形で、左半身に後遺症が残りました。
今は、普段生活していて気になる事はほとんどありませんが、天気や体調によっては強くなったりして少し煩わしく感じる時もあります。

あと、左の視野。
これは、術前は左横がほとんど見えていなかったのですが(↓わかりづらい図、参照。)

術後は、真左は回復して、左下の欠損だけ残りました。 (↓これもわかりづらい図、参照。)

たまに、左後ろから来る自転車・バイクに気付かず驚く事はありますが、普段は特に影響無いです。でも、時々、左下にあるポールなどが見えてなくてぶつかります(笑)
ただ、主治医から「車の運転はやめた方がいい」と言われているので、免許はあるのにもう運転ができないのが無念…(泣)
こうなったら、助手席に乗せてくれる専属パートナーを探すしかないです(笑)

「物事を組み立てて考える能力」は、多分あまり影響無いはず!(前から組み立てられるタイプではなかったので…)
地図が読めない(方向音痴)のも、以前から読めないので通常通り…。

こんな感じで、腫瘍の大きさを考えたら、信じられないくらい軽い後遺症で済んでいると思います。手術の出血も自己輸血で足りたので、今後も献血できますし。(追記:献血はてんかんの薬を飲み始めたので出来なくなりました…泣)
最低限の影響範囲で腫瘍を摘出してくれた主治医にも本当に感謝です。ありがとうございました!

 

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